クリアーは、◯、キャリアーは△、アフェクテッドは、❌
キャリアとは、発病はしないが、劣性遺伝子を持っていて、相手次第ではアフェクテッド❌の子犬が産まれる可能性がある個体です。キャリアXクリアーですと、アフェクテッドの子犬は産まれません。キャリアXキャリア＝キャリア△とアフェクテッドXの子犬が産まれてきますので、好ましくない組み合わせです。クリアーXクリアーが、理想的ですが、中々難しい現実があります。仮にアフェクテッド❌とキャリア△を排除して、クリアー◯だけの組み合わせをしていけば遺伝疾患は排除されますが、反面、遺伝子プールが狭くなり、近親繁殖の弊害が出てきたり、フレンチらしくない、貧弱な低レベルのフレンチブルドックばかりになってしまう可能性が強いのです。質の良いフレンチでもDMキャリアは沢山います。キャリアXクリアーとの、組み合わせで、出た質の高い子犬は、初めに遺伝子検査をして、クリアーな個体だけを、選別して残して行けば、犬質の低下をある程度防ぐ事も出来、遺伝疾患を徐々に排除していけるはずです。犬種別では、トイプードル、ダックス、シュナウザー、柴犬〜、等が、主に遺伝子疾患を多く持っています。良くない遺伝子を複数持つ個体も珍しくありません。流行犬種だけに、気をつけた取り組みが必要であると思います。特にPRAは、かなりの個体に遺伝子を受け継いでいる可能性は、否定出来ません。チワワにも遺伝子疾患は、ありますが、(PRA進行性網膜萎縮症)はパーセンテージ的にかなり少ないです。余り危険を感じない犬種でしたので、私も多少、安心しました。